市川駅南側、大洲にある大きな公園、大洲防災公園をご存じでしょうか

こちらの公園の大きなスペースには元々、明治乳業市川工場がありましたが、
平成12年3月に工場が移転し、その移転跡地の活用として防災公園街区整備事業が立ち上がったそうです。
その後、平成16年4月11日開園しました。

■住所 :市川市大洲1-18
■交通手段:JR総武線市川駅南口から徒歩約20分
■駐車場 :25台90分無料、以降30分毎に100円
■面積:2.8ヘクタール
■車いす対応トイレあり
■野外卓、炊事場あり(バーベキューが利用可能。道具は各自持参。要予約。)

様々なイベントに活用される大洲防災公園

市川市民まつり

近くの学校の部活動や市民サークルによる発表会、ダンスや吹奏楽、和太鼓、フラダンスなどが発表され、焼きそばや綿菓子などのおまつり屋台が100テント程度並びます。

防災訓練

消防局や消防団による救助救出訓練や、一般参加者は行える消火器による初期消火訓練・地震体験・炊き出し訓練、特殊車両展示などがあります。

ロケ地

広瀬すずの出演する三井不動産のCMロケ地として使用されました。

大洲防災公園の災害時の役割

大洲防災公園は普段は憩いの場やレクリエーションの場として用いられますが、地震災害等に対しての被害に対応するため、防災設備設が整っています。

・カマドになるベンチ

座る部分の上部板を外すとカマドとして使用する事ができるベンチが設置されています。
他の防災公園やサービスエリア等でもよくみられる形式のもので、災害時、非常時の大勢に振る舞う飯炊き用として使用されます。

・テントになるバーゴラ

バーゴラとは元々は屋根部分が格子でできていて植物等を絡める事で庭のおしゃれな日陰棚として利用されるものです、日本で言う所の藤棚に当たる物です。
テーマパークや公園では平らなものをよく見かけますが、大洲防災公園のバーゴラは上からテントを張れるように屋根型になっています。

テントになるバーゴラ

・公園の隣には緊急診療所

公園のすぐ横には市川市急病診療所があります。普段は夜間や休日などの急病患者に対する応急処置や当番制の病院への転院を行っています。またふれあいサポートセンターが2階にあり集会などが可能になります。

・江戸川の緊急用船着き場

市川緊急用船着き場や上篠崎緊急用船着場に近いため、避難用物資の集配を行いやすくなっております。
また公園は産業道路(国道283号線)から直接公園内の物資積み下ろし用舗装道路に乗り入れる事が可能となっているため、避難所に食糧や避難用具を直接届ける事が可能です。

・少年野球場は非常時はヘリポートに

普段野球場として使用されている大きなコートはヘリポートとして使用できます。
また公園から大きな道路が産業道路の方へ伸びているので物資の集積等をスムーズに行う事が可能です。

・耐震性飲料用貯水槽

緊急時に1人1日3リットル使用する仮定で1万人が3日間持つように100トン分の水が貯水されています。

・災害用便槽

災害用のテント張り仮設トイレが設置できる便槽(タンク)が20穴×2用意されています。

・防災樹林帯

近隣で大火災があった際に公園内までに火の手が及ばないよう耐火性の強い常緑広葉樹を主体に樹林帯を構成し輻射熱を軽減します。

※輻射熱とは遠赤外線などの熱線によって伝わる、電磁波による熱伝導の事、太陽・電子レンジ・炭火焼肉などが有名です。電磁波によるものなので離れていても熱が伝わります。

さいごに

普段は市川市民の憩いの場として広く活用される大洲防災公園も、災害時に備えて多くの機能や設備を用意しています。
近くに住む場合は景観も良くゆったりと過ごせますし、緊急時には避難先として安心なので近くの賃貸に住んでみるのも良いかもしれません。
南口不動産は市川南・大洲付近の物件も多く管理していますので、興味がある入居者様、オーナー様は是非一度南口不動産にお問い合わせください。