こんにちは!
市川市の南口で事務所を構える『南口不動産』という管理会社で物件の管理をやっている者です。

1人暮らしや恋人との同棲で選ぶポイントとして賃料の安さ・駅からの近さが重要だと思いますが一番気になるのは安心・安全に住めるかだと思います!
そしてオーナー様も自分の物件はちゃんと防犯対策をしているが空き巣に狙われないか常日頃、不安に感じているかと思います。
そんな皆様の不安を取り除きたいと思い本日は、賃貸のおすすめ防犯対策についてご紹介していきたいと思います。

入居者様・オーナー様それぞれに合った防犯対策を紹介させて頂きます!

空き巣について

令和2年のデータによると、侵入強盗(空き巣など)で被害がもっとも多かったのが戸建住宅(37.0%)、その次に一般事務所が(11.7%)、共同住宅(3階以下)が(9.3%)となっています。戸建住宅は外部から侵入しやすく、空き巣に入られやすい印象を持つ方も多いかもしれません。ですが、マンション・アパートでも被害に合っている方は多くいます。
マンションやアパートなどで狙われやすい物件の特徴は。

・人通りが少なく周りから見つかりにくい奥まった場所にある物件
・割って侵入できる程度の窓があり、その窓が近隣の建物の影などの目立たない方向に面している
・防犯カメラなどの防犯対策がされていない
・オートロックがなく簡単に物件に侵入ができる

などが挙げられます。
これらのことを踏まえて物件の防犯対策をする際に、何が1番効果があるのかわからないと思う方も多いかと思いますので、そんなオーナー様におすすめの防犯対策を紹介します!

オーナー様向け防犯対策

オートロック



最も防犯効果が高いのがオートロックです。
防犯対策と言えば?と言って一番最初にオートロックが上がって来ると言っても過言ではありません。
オートロックがついているだけで外部の人間が入りにくい傾向にあります。
女性の一人暮らしやファミリー層だと防犯面を気にしてオートロック付き物件を選ぶ方が多いのでここ最近はオートロック付き物件が増えています。
いま物件にオートロックがついていなくても後付けやリース契約でオートロックをつけることができますのでもし気になっている方がいらっしゃいましたら気軽に南口不動産までご相談ください。

窓用防犯フィルム


空き巣の手口とし最も多く侵入口として使われるのが『窓』になります。
窓ガラス中央のクレセント鍵のある部分に小さく穴をあけて、そこから腕を入れて窓の鍵を開錠し、そのまま侵入するケースが最もメジャーな侵入方法です。
実に空き巣の半数以上がこちらの手口を使って犯行に及んでいます。

そこに防犯窓用フィルムを貼る事でいくら叩いても窓を割れないようにすることができます。
市販の窓用フィルム以上に特に効果があるのがCPマークのついた認定のついた窓用フィルムです

CPマークとは

警察庁による侵入犯に対する調査をもとに、建物に対する侵入に5分以上かかると大多数が諦めて他の家を狙うとの結果に基き、様々な侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるか実際に試験しクリアしたものだけに使用が許される。

https://www.jlma.org/Topics/cp.htm

こちらはのフィルムが個人で貼るには難しいため、基本的には専門の業者に依頼して貼って貰う形になりますが効果は絶大です。
動画サイトなどで調べて貰えばわかる通り、バットで数回フルスイングしても窓が割れる事は無く、大きい破壊音を何度も出さないと窓を割って侵入する事ができません。
空き巣は大きい音を出す事を何より嫌うため、こちらのシートが貼ってある場合は余程の事がない限り空き巣を諦める事になります。

窓格子

小さめの窓に取り付ける格子です。出入り等を行う大きい窓にはフィルムで対応し、その他の窓は安価な格子を付けることで相乗的に空き巣に対応できます。
物理的に入る隙間を与えないためフィルム以上に効果を発揮しますが、景観が悪くなり閉塞感もあります。

防犯カメラ 


防犯カメラがあるかないかで空き巣に狙われる確率も低くなります。
最近では防犯カメラのリース契約も増えていて月額プランなどもあります。
基本的には初期費用は0円で月額料金が1万円程度、メンテナンスや修理費は込みというリース契約が多いようです。
月々のレンタルも料金がちょっと……と思っているオーナー様はダミーの防犯カメラがあるだけでも防犯・いたずら対策になります。最近のダミーカメラはかなり精巧に作られており、本物と遜色がないため見分ける事は難しいです(ただし設置の仕方や種類が雑な場合は簡単に見分けられてしまうようです)。


詳しくはこちら

ダミーの防犯カメラの付け方、おすすめの種類など。


防犯カメラの設置費用は会社によって金額も違ってくるので見積もりだけでも気になる方は南口不動産までご相談ください。

防犯センサーライト


防犯センサーライトは一般的な常に点灯しているライトとは違い、人の動きや熱を感知する人感センサーが搭載されているので侵入者を感知すると自動でライトが点灯する仕組みになっています。
防犯センサーライトがあることによって侵入者に心理的なプレッシャーを与えられることはもちろん、ライトが点灯するので夜間に怪しげな人物が入ってきて不審な動きをしていたら入居者自身が気づくきっかけにもなります。
警視庁によりますと防犯センサーライトが存在で犯行を諦める要因になることが証明されています。

入居者様向け防犯対策

続いては明日からでもできる入居者様向けの防犯対策を紹介します。
集合住宅だからと言って無施錠で出かける方が多くその間に空き巣に入られることも少なくありません。
皆様に安心して一人暮らし・恋人との同棲ライフを楽しんで頂きたいので今回は簡単にできる防犯対策を紹介させて頂きます。


補助錠


補助錠はその名の通りホームセンターなどですぐ手に入る窓の上下に設置可能な補助用の鍵です、

窓の溝に設置して捻るだけで、つっかえ棒のような役割を果たすものや、錠前の付いた物、テープで張り付ける物など、多種多様なものが発売されていますが、外からの視認も難しく位置も取りづらい場所にあるため、内側からは簡単に取れますが外から取るのは難しいという効果的な防犯対策となります。

空き巣の半数以上が窓を侵入経路としているので窓からの侵入を難しくする補助錠は大変おすすめの防犯グッズになります。

都市防犯研究センターの資料によると空き巣侵入5分以上かかる場合、約7割諦めるというデータがあるそうです。(逆に言えば7割の空き巣は5分以内に侵入できているということになります)
もし補助鍵を付けていた場合、窓の真ん中を割ってクレセント錠のロックを外し、窓の上部を割って補助鍵を外し、窓の下部を割って補助鍵を外しとやっていると通常の手口の3倍以上の時間がかかるため、空き巣が諦める可能性がグンと上がります。
特に窓上部に設置した補助鍵の場合は窓を割って解除するは手間がかかる上に、万が一誰かに見られた際も目立つため効果があります。

玄関用鍵穴カバー

玄関扉用の鍵穴カバーはピッキングによる開錠やいたずらを防止する防犯グッズです、
専用の特殊キーを鍵穴に差し込んで固定するものや、ダイヤル式ロックを上から被せるものがあります。
もし空き巣犯がピッキングを狙っていたとしても、鍵穴がガードされているため、まず鍵穴を出すためロックを解除する所から始めなければなりません。手間が一個増えるため空き巣犯の下見の段階で狙われる確率がグンと下がります。

ディンプルキー

『ディンプルキー』は表面がでこぼことした鍵です、一般的な『ディスクシリンダー錠・ロータリーディスクシリンダー錠』が上下のシリンダー内のピンの凸凹と鍵の凹凸を合わせて開錠するのに対してディンプルキーは上下左右のピンを一致させなければ開く事ができません、ピッキングの難易度も段違いなので、現状ディスクシリンダーをを使っていて玄関扉の防犯性を上げたいのであればディンプルキーにした方が良いでしょう。
一般的には20000円~25000円程度で交換できるので、管理会社やオーナー様に鍵を変えたい旨を伝えて業者の手配をお願いしましょう。(※一般的に鍵交換費用は借主様負担となります)

ディスクシリンダー
ディンプルキー

防犯ブザー


防犯ブザーなんて小学生が持つものと感じる方が多いかと思いますが大人になり親元を離れたいまこそ防犯ブザーを持っていれば防犯対策になります。
万が一部屋で侵入者と鉢合わせした時に防犯ブザーさえ鳴らせば大きい音が鳴るので他の住民が代わりに通報してくれる、侵入者が音にびっくりして逃げ出す可能性があります。

防犯センサーライト


オーナー様への防犯対策としてでも紹介した防犯センサーライト。一般的なライトとは違い、人の動きや熱を感知する人感センサーが付いているのが特徴です。
最近では防犯センサーライトの需要が増えていてホームセンターなどで1人で簡単に取り付けられる小さいサイズのも売られていますので玄関やベランダなどに置けば効果は抜群です!


近年の空き巣の状況

市川市の空き巣の件数を見ていきましょう


令和元年まで100件以上あった市川市の空き巣被害ですがコロナ禍でテレワークや外出控えが起こり、多くの賃貸や戸建ての在宅時間が増えた事で、その物件及び周辺に人が居ないという時間が無くなりました、その結果空き巣という行為が難しくなり被害件数がぐっと減りました。
しかしwithコロナの雰囲気が流れ、イベント・外食・出勤に対する過度な自粛が収まった結果令和3年からまた少しずつ被害が増え始め現在、令和4年は半年の段階で既に前年の被害件数の半分を超えています。
順当にいけば今年は累計80~100件程度の被害となり、コロナが収まるに連れてまたどんどんと空き巣が増えていくでしょう。
今この空き巣が増えつつある段階こそ、防犯に力を入れるタイミングなのではないでしょうか?

最後に

オーナー様と入居者様にそれぞれ合った防犯対策を紹介しましたがいかがでしょうか?
南口不動産では防犯グッズの取り付けや新しい防犯設備の導入などもご相談いただけますので、興味のある方はぜひ一度ご連絡下さい。