春頃から秋頃まで蜂は活発的に活動し、蜂の巣が至る所に作られますが、アパートやマンションにに蜂の巣を作られてしまった場合にどのように対処するのが良いでしょうか。

共用部に蜂の巣が作られてしまった場合

アパートやマンションのエントランスや廊下等に蜂の巣ができている場合はオーナー様や不動産管理会社に速やかに連絡し、駆除をお願いしましょう。

基本的に共用部における不具合や問題は全てオーナー様及び不動産会社が対応してくれますので、何かあった際は速やかに報告しましょう。

ベランダ等の居室の専有部にできてしまった場合。

ベランダ等の専有部は入居者様が管理する部分になるので、自分で業者を呼んで対処する必要があり、駆除費用なども入居者様の負担となります。

業者を紹介して貰える事がありますので、一度管理会社にご相談すると良いでしょう。

自分で業者を探す場合、インターネットで検索して上の方に出てくる業者は基本料を安く記載して実は作業費・出張費で高い値段を取るというようなケースが多いので、良く調べて選ぶ必要があります。
市役所に相談するか、不動産屋から紹介された業者を利用するのが良いでしょう。

ミツバチの巣は駆除するべきか?

ミツバチはアシナガバチやスズメバチとは違い益虫として扱われており、野菜の交配や、ミツバチの生産に役立ってくれる虫です。
越冬準備に入る10月11月以外は攻撃性も低く、駆除してしまうのはなんだか心苦しいような気もします。

しかし、ミツバチの巣が生活圏内すぐそばにできてしますと、蜂のフンで洗濯物が汚れたり、
ミツバチを狙うスズメバチがやってきたり、はちみつを狙う蟻やゴミブリのような虫が沢山やってきたりします。
近所にミツバチの巣ができた程度であれば気にしなくても良いですが、外壁だったり、ベランダ、室外機の裏や底に作られてしまうと上記で例に上げたような問題が起こります。
しかし、しっかりとした蜂の巣があるようであれば最寄りの養殖家に連絡すると、巣と蜂を丸ごと引き取ってくれる場合があるそうです。
養蜂所でグーグルマップなどを検索して最寄りの養蜂家に引き取りが可能か問い合わせてみましょう。

蜂の巣を作らせないためにできる対策

まず、蜂はどのような場所を好んで蜂の巣を作るか、把握する事が大切です。
ベランダ 室外機 軒下 屋根の裏 植え込みや庭木、床下等に蜂の巣は良く作られます。
天候の影響を受けにくい、隙間や閉鎖的な場所が多いです。

木酢液や蜂よけスプレーを使う

木酢液とは炭焼き時に副産物として発生する液体です。
100円ショップやホームセンターの園芸コーナー等に置いてあります。
蜂は木酢液から出る煙の香りが嫌いなため、ペットボトルに水で薄めた木酢液を入れて蜂が巣を作りそうな所に吊り下げるだけで、蜂が寄って来なくなります。
また、ベランダや室外機周辺に蜂除けスプレーを使用する事で蜂の巣の発生を防ぐことができます。(1ヶ月程度有効)

虫よけネットを貼る

ベランダに虫除けネットを貼る事で蜂が寄り付かなくなります。
虫よけネットは蜂だけではなく洗濯物につくカメムシや小さな虫等を防止する事ができるので、
全体的に害虫をブロックする事が可能になります。

ダミーの蜂の巣を作る

また、ダミーの蜂の巣は、ダミーを置いた周囲一帯に蜂の巣を作らせない効果があります。
作り方は丸めた新聞紙にガムテープで巻くだけで完成です。
軒先につるしておくだけで蜂は寄り付かなくなります。
丸めた新聞紙を折り曲げたハンガーで挟んでガムテープを巻く方法でも簡単に吊るせるようになるのでおすすめです。
巣を作るのが面倒くさい人は通販でも1000円~3000円程度出せば購入する事が可能です。

とにかくまずは物件の管理会社に相談をしてみましょう。

蜂の巣がもしスズメバチの巣であれば、大変危険です。
場合によっては死者が出る場合もあります。
蜂の巣をみつけたらまずは管理会社もしくはオーナー様に相談し、指示を仰ぎましょう。